大学のサークルでの出会い

出会いを愛する人々へ

大学のサークルでの出会い

大学のスキーサークルの新入部員歓迎会の席で、彼を見た時には全く気が付きませんでしたが、たまたま席が近かった事から話をすると、何と同じ中学校の同級生だと知りました。

 

中学時代は野球部の彼は3年間坊主頭で、今とは明らかに容姿も違っていて分かりませんでした。

 

私と同じ方向に下宿があることから、帰りは同じバスで一緒に帰ることになりました。たった3年間しか経っていないのに、彼はとても大人っぽく、かっこいい男性になっていました。

 

女性の一人歩きは危ないから、と私の住むアパートの近くまで送ってくれることになり、背の高い彼の隣を歩いて他愛もない会話をしているうちに、彼のことがすっかり好きになっていました。

 

それからは、サークルへ参加するのがとても楽しみになり、私は彼と会えることが嬉しくて、なけなしのバイト代で目いっぱいのお洒落をして参加するようになりました。

 

サークルに入って半年ほどしたある飲み会でのこと、いつものように家が同じ方向なので送ってくれた彼に、勇気を出して彼女がいるのか尋ねてみました。彼はあっけらかんとした様子で、「彼女はいないし、当分いらない。サークル楽しいし、こうやってお前みたいな面白い友達がいっぱいいればいい」と言って、いたずらっぽく微笑みました。

 

「面白い友達」という言葉が頭の中でガンと音を立てて、まるで殴られたような衝撃を一瞬感じました。何とか平然を装い、「そうだね。私もまだ彼とか考えられないし、こうやって遊んでるのが楽しいよね」と笑って見せるのが精いっぱいでした。

 


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